2007-01-01から1年間の記事一覧

駄作である私――学問って死の準備のことなのかもしれない

子曰く古の学者は己の為にす今の学者は人の為にす ぼくは孔子の言う意味での古の学者でありたい つまり外だけを向いた学問ではなく内を見つめる学問ここでいう学問とは「いわゆる学問」より範囲は広い生き方と言い換えてもよい 内を見ることで 外もはっきり…

木の葉

ドライバーが走らせたくても走らない車があるかもしれないし走らせたくないのに勝手に走ってしまう車もあるかもしれない 車にとってドライバーとはなんだろうドライバーにとって車とはなんだろうあなたが気づかないうちにドライバーが二人以上乗っていたらど…

戦場のメリークリスマスにラッキープール――真面目とユーモアの往復運動に人生の要諦はある

午後の風やわらかく 御所界隈に行きてカンタータを聴きながらうたた寝 熊にとって冬眠とは無駄な時間なのだろうか サンタクロースのような働き方をしたいと思ったり 冬の陽射し弱々しく 寒さはこころを温めてくれるから悪くない 夕刻冬の梢極まり真面目の気…

雨にまさる 音楽はなし

21世紀の日本人の英語の学び方

今後 英語がリンガフランカとしての役割を担っていくのだとすれば*1現代の日本は彼らの祖先が かつて漢字を輸入したときのように日本の文化のエッセンスを混ぜこんだかたちの新しい日本語や英語が作り出されている明治以降の大きなうねりのただ中にあるので…

国際社会――集団のスケールが大きくなるにつれて人間は幼稚になってしまう

国際社会 みんなが「正常なよい仲間」になろうとしたって、いじめは解決されない。仲間のなかで「異常」であることが許される状態だけが、いじめの問題を解決する。 森毅「不健康のままに生きさせてよ」『高校生のための批評入門』所収 加藤典洋『言語表現法…

さようなら

今日はいい魚がたくさんとれたから みんなうれしそうだったねえ ああ 明日は台風が来るというからお気をつけなさいよ おおじいさんはどう言ってたの もう少しの辛抱だと言ってたよ 静かだねえ ああ 雨だからね 怖いねえ ああ とても怖い そろそろ 会いにいこ…

現代アニミズム――アニミズムは考え方ではなく感じ方である

花に卑猥としたたかを感じる人々 気が狂いそうになるほど 木が生々しく突き刺さり きれいに あるいは気持ち悪く見えた人々が 過去には存在した 世界が宝石で満ち溢れるあの半狂気 風狂の世界 木は、異種生物間における社交性を持った生き物にのみ心を開く。…

ぼく

おれって言うにはぼくはあまりにもぼくだからぼくはぼくのことをぼくと言うのがいちばんなじむ

祝!星野ジャパン北京五輪出場――ドゥンガは生きた彫刻である!そして裾を気にするやつは褒めてやれ!

うれしい。 ほんとに感動! 星野ジャパンの皆さんが、試合中、「ドゥンガタイプ」のガッツポーズをたくさんしてくれて。 ドゥンガって、説明するのも野暮だけど、元ブラジル代表ボランチの、あのドゥンガ。当時のブラジル代表における父親的存在として、チー…

しんぱい

過去を振り返ってみてください どんなときに本気でひとのことを「心配」しましたか そのときの心配ってどんな気持ちでしたか こんなことって あてはまりませんか 今まさに ほんとうに心配してくれているひとは 「心配している」とは言わないことが多い たい…

銀河にとどく自我

せかいじゅうのわかいいのちへ 世のなかでいちばん おんどのつたわりやすいものはひとのこころです こころは雲がおひさまをかくすと さっと くもるしおひさまがあらわれると ぱっと 晴れます秋には 木が はっぱを細かくいろんな色にしますから街じゅうが き…

悲しみと共に

都会の喧騒をひぐらしや すず虫の 声のように 聴きたい

空を自由に飛びたいな――ドラえもんをド真剣かつ少しナナメに批評してみた

たまたま早く帰ってきて、超久々にドラえもんを視聴してみたんだ。しかも「ド真剣」かつ「少しナナメに」だ。ひょっとしたら10年以上ぶりかもしれない。声優たちが代わったというのは聞いていた。だから、ある程度は覚悟していた。けれど、これは想像以上の…

いろんなスイカがあっていい

日本とおりあいが悪い 三十年近く生きてきて まだおりあいが悪い どうしたらいいのだろう 息が詰まる ジメッとしていて 小さすぎて 狭すぎて 気力を吸い取られる ぼくは 寝返りをうちながら 大の字で寝たい 他人の手が少しくらい当たってもいい そんなのがい…

鞍馬の火祭り――キン肉マンは鞍馬に住んでいる

リングに稲妻走る秋、京都盆地の北に位置する鞍馬山では、伝統的にキン肉バスターが行われつづけている。キン肉バスターのことを、鞍馬ではチョッペンと言い、毎年十月二十二日の「鞍馬の火祭り」における元服の儀式となっている。 ぼくはキン肉マン憧れが強…

いい作品

シャガールが嫌いだ。 けれど、いい作品だと思う。 彼の作品を見ると、地震に遭遇した時のように、自分が信じて疑わなかったインフラが揺らぐ。とても不安な気持ちになる。 だから嫌いだ。 けれども、いや、だからこそ、魅力的だ。 いい作品と好きな作品は、…

最近の関心

「美しい」と「気持ち悪い」が相当近くにあるということ。 ある種の彫刻とは、体を突き抜けるリズムの刻印だということ。その種の彫刻の鑑賞とは、作品に刻印されたリズムを自分の体内にインストールすることだということ。 現代においても、ほとんどお金を…

エタノールの生んだナンセンス

エタノールの効果を はじめて見出した人間は どんな気持ちだったのだろう リスクなしに快感はない 君 時には 危険な思想を飲んでみたまえ 一匹のライオンが 毎日千頭のシマウマを 食べるわけでもないのに殺していたら ひくよね ひょっとして 今の人間は それ…

星月夜

地球上で最も真面目な場所 イラクで 日本人青年の首が切られた 手を縛られて どうすることもできない ゴツゴツした刃物の冷たい感触を感じるまでの間 息の詰まる生の濃縮 私の知っていた悲しみや恐怖という感情が 偽物であったことを知った 噴水のごとき血し…

環境問題解決および21世紀の文明設計に関する私の提言                           

キーコンセプト 人間は植物になればいい 詳細は後日。 文明設計の概念図

二千七年一月某日僕はたしかに戦争の傷を引き継ぎ、同時に治療することを決意した――表現とは自己治療の結果である

宵の口 三条界隈の 静かな道を歩いていた。 キイロイヤサシイ光に包まれた 何かが始まろうとしている ガラス張りの部屋に グウゼン出会った。 フォークソングというものは 人生経験を積むにつれて 味が出てくる。このジャンルでは 若者は老人にはかなわない…

パトス

「青い花がきれい」のではなく 色や形、テクスチャの刺激→非言語的感情!→安心(言語や絵画、音楽)なのだということ。 一つ目の→の部分をミガキまくるとともに、安易に二つ目の→に逃げないこと。 そういえば、ヴァレリーがこんなことを言っていた。 わたし自…

理解しないこと――時には理解の世界から垂直に飛んでみるのも悪くない

少年が、ピカソの、「読書する女の頭部」の前で立ち止まり、 「おっ、これはおもしろいことになっているぞ!」 と、何度も叫び、ずっと見入っていた。 大人はついつい、わかる、わからないという観点でモノを見てしまう。 理解は人生の楽しみの一要素に過ぎ…

真面目と笑い

フレーム化して、つまり、ゲームの世界で人生を遊んでいる人は、真に生きている人ではない。つまり、苦しみも小さいかわりに喜びも小さい。真面目とフレーム化のいたちごっこにこそ、生の苦しみと喜びはある。野生の動物の多くが美しく見えるのは、たぶん、…

歴史教育

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代打俺的気分

おい! 代打俺的気分とは、いかなるものであろうか!たぶんそれは、きさまのバイオリズムに、生チュウが完ペキなるカウンターを入れた初秋のある日、どしゃ降りの夜道を、居酒屋で借りた透明のビニール傘を小賢しくも差してはいるものの、もう、濡れようがど…

魂の戦後レジームからの脱却を!

「教科書の沖縄戦「集団自決」修正問題、文科省が見直し検討 10月2日1時4分配信 読売新聞 来年度から使用される高校日本史の教科書検定を巡り、沖縄戦の集団自決に「日本軍の強制があった」とする表現を文部科学省が検定意見をつけて修正させた問題で、同省…

うるおいと効率の汽水域

新幹線は 便利で快適だから本当に助かるけれども乱暴だ 晴れた日の午後車窓を通して出会った黄色い帽子をかぶった小さな男の子に対して洗濯物が干してある家々に対して触手を伸ばし始めた感情は技術の生んだスピードによって強引に引きちぎられたままだ ニュ…

世界でもっともオシャレな状態――所有せずしてオシャレをする

世界でもっともオシャレな状態。 それは例えば 晴れた日に、うす緑と黄色と黄緑のまざった木を眺めているだけで、さわやかなメロディーと軽快なリズムが体を突き抜ける。そんな「所有せずしてオシャレをする」境地。この状態において木を所有したいとは思え…