思想哲学心理

一人一学問・一人一道・一人一宗教・農のススメ

私の思想や生き方の指針を確認するために、これらの一部を整理しておきました*1。 岡安賢治のやりたいこと 故郷*2を根本的な部分から活性化させる。つまり、農を中心に据え、「ひとづくり(知性、感性、身体、郷土愛等)」、「人と人との関係づくり(絆づく…

自分の考えとは・器とは・幸せとは

なんというか、「(自分の)考え」というのは、しばしば、それが生まれた瞬間に、安心感が得られると同時に固着してしまったり目的化してしまったりして、現実世界の変化からその「考え」はどんどん乖離していく気がする。言葉は「惰性」を生む。いい風に言…

感情と認識を適切に導くためのメディアリテラシー

生きていくにあたって、自分の認識の仕方しだいで回避できる無用なストレスは避けたいし、できれば気分よく毎日を送りたいものです。私の場合、イライラしている状態や悲観的な状態よりは、リラックスしている状態の方が、様々な問題や課題に対して、合理的…

「なぜ生きるのか・なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに対する一つの解答

この文章は、生き悩んでいる人が危機から脱するためのささやかなる助けになることを願って書かれたものです*1。ですから、今元気に生きている人にとっては直接的には役に立たないかもしれませんが、将来役に立つことがあるかもしれませんし、みなさまの周り…

始まりと終わりとつながり――脱ニヒリズムのススメ

二十年ほど前に亡くなった祖母の痩せこけた頬は冷たかったがきのう抱きかかえた友人の赤ちゃんはふっくらしていて温かかったこの子は二十二世紀を見られるのだろうか たくさんのはじまりとおわりを縦横に編んでいくとどんな模様ができるのだろう 難病にかか…

真の田母神俊雄観――人がたくさん死んだ過去を無理に誇ろうとする態度は事態から目をそむけているのにすぎない

秋も深まり、おもしろい人が増えてきました。 今話題のアパグループ主催第1回「真の近現代史観」懸賞論文において最優秀藤誠志賞という賞を受賞された田母神俊雄さんの「日本は侵略国家であったのか」http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_s…

左翼か右翼かそれともあれか

四月某日 京都は雨。 我、友人宅にて、「デザート寝」なる単なる二度寝技を繰り出したりしつつ、だらだら過ごした。二度寝というとなんだかネガティヴな印象だけど、「デザート寝」と言うことにより、睡眠というフルコースの料理の総仕上げのようなポジティ…

自分の意見――認知的環境問題

私は「自分の意見という言葉が嫌いだ」という「自分の意見」を持っている。と、こんな自我が小さくてカチカチの状態で話を始めようと思います。 もちろんこれは、時代背景を加味したうえでの誇張した言葉です。 日本人は主張が弱いとか無個性だとか言い過ぎ…

信仰心

敬虔ということに関して 思うことを少し。信仰心とあきらめるというのは似たようなかんじで等身大の自分を見つめられているという意味ではとてもすてきだと思ってます。信心深いひとの美しさってそういうところに由来してるんだと思います。片想いに対して折…

駄作である私――学問って死の準備のことなのかもしれない

子曰く古の学者は己の為にす今の学者は人の為にす ぼくは孔子の言う意味での古の学者でありたい つまり外だけを向いた学問ではなく内を見つめる学問ここでいう学問とは「いわゆる学問」より範囲は広い生き方と言い換えてもよい 内を見ることで 外もはっきり…

木の葉

ドライバーが走らせたくても走らない車があるかもしれないし走らせたくないのに勝手に走ってしまう車もあるかもしれない 車にとってドライバーとはなんだろうドライバーにとって車とはなんだろうあなたが気づかないうちにドライバーが二人以上乗っていたらど…

現代アニミズム――アニミズムは考え方ではなく感じ方である

花に卑猥としたたかを感じる人々 気が狂いそうになるほど 木が生々しく突き刺さり きれいに あるいは気持ち悪く見えた人々が 過去には存在した 世界が宝石で満ち溢れるあの半狂気 風狂の世界 木は、異種生物間における社交性を持った生き物にのみ心を開く。…

ぼく

おれって言うにはぼくはあまりにもぼくだからぼくはぼくのことをぼくと言うのがいちばんなじむ

しんぱい

過去を振り返ってみてください どんなときに本気でひとのことを「心配」しましたか そのときの心配ってどんな気持ちでしたか こんなことって あてはまりませんか 今まさに ほんとうに心配してくれているひとは 「心配している」とは言わないことが多い たい…

世界でもっともオシャレな状態――所有せずしてオシャレをする

世界でもっともオシャレな状態。 それは例えば 晴れた日に、うす緑と黄色と黄緑のまざった木を眺めているだけで、さわやかなメロディーと軽快なリズムが体を突き抜ける。そんな「所有せずしてオシャレをする」境地。この状態において木を所有したいとは思え…

Mercy (慈悲心)

Mercy is to feel instantlydevelopment in long time of the relationship of everything. 慈悲心とは、万物の関係性の悠久の時間発展を瞬時に感じることである。

自由の女神は共感し消滅するかもしれない

例えば、桶狭間の戦いや元寇のことを、根にもって、感情的に語る日本のヒトに、僕はお目にかかったことがないし、秀吉の朝鮮出兵を本気で怒っている朝鮮のヒトを見たこともない。 しかし、帝国主義の風が吹き荒れた19、20世紀の戦争や暴力、あるいは現在進行…