2009-01-01から1年間の記事一覧

寂光院

僕のブログには写真や本の紹介が少なく、文字ばかりで華がないように思えたから、これから気が向いた時に、過去にデジカメで撮ってきたお気に入りの写真を少しずつ掲載していこうと思います。 二年前の真夏に寂光院に行ったときの写真です。京都市北部の自然…

ドラゴンボール改を視聴してみた結果思わぬ収穫を得た

数日前に友人から今日4月12日*1の午前九時より「ドラゴンボール改」なる、あの世界的に超有名な「アニメドラゴンボール」のじれったいところ―つまり、カカロットとべジータがCMをはさんでずっと向かい合っているシーンに代表される部分―がカットされる云々*2…

中高生時代(印象に残っている主観的体験・教育観を交えながら)

自己紹介からの移転です。 中高は家からすぐ近くの地元の公立校に進学しました。城南中学校*1ではバスケットボールをしていました。「フリースローが(無理をしないと)届かないタイプ」でした*2。バネと筋力に少し欠けるところがあったのだと思われますが、…

今日も自己紹介を分社化――幼稚園・小学生時代の思い出

はてなのせいで*1、前日に引き続き、今日も自己紹介からの移転です。申し訳ありませんが、以下の文章は、皆様に楽しんでいただこうという意図はほとんどなく、自己治療、および、もし知りたいという奇特な方がおられた場合には読んでいただこうという目的で…

自分に効いた薬を他者に勧めすぎるな

たとえば、抗がん剤は今の私には必要ないけれども、必要な状況にある人も当然いるだろう。副作用もある。人はしばしば、自身に効果があったものを他者に強く勧めすぎたり、強制してしまったりしがちであるし、自分の好きなものに対する理解が得られないとき…

大学院生時代

その後、ただ世界のからくりを知りたいという知的好奇心のみに駆動されて、大学院工学研究科高分子化学専攻で修士課程、ついで博士課程と進学することになりました。修士課程の頃、急に様々な色が生々しく突き刺さってくるようになりました*1。これをきっか…

大学学部生時代

その後、京都大学工学部*1に進学しました*2。入学当初は、つっこみの文化や様々な方言に触れ、自身のキャラが定まらず、カルチャーショックを受けたという記憶があります*3。また、主観的には「精神と時の部屋」に匹敵するくらいに真っ白に感じる壁の狭いワ…

小さい頃の思い出(生き物)

例えば、幼稚園、小学校時代にはこんなことがありました。たしか幼稚園時代のことですが、二三日親戚の家に泊まって帰ってきた時、玄関で飼っていたカブトムシが交尾をしていて、キュッキュッというような高い音を出していました。あれはどういうことなのか…

はてなに怒られたため自己紹介の一部を分社化しました。

いきなりですが問題です。はてなの自己紹介の字数制限は何文字でしょう? 正解は、21845文字です。 知っていましたか。やはり知りませんでしたか。私もついさっきまで知りませんでした。 これも皆様御存知ないでしょうが、私は約九割方自分のために自己紹介…

京都府公立高校入試の英語の問題が不自然――健次のスーパープレイに対するボブのリアクションがおかしい

今日の朝刊に京都府公立高校の入試問題が掲載されていた。なんとなく見ていたのだが、英語の大問2*1がおかしい。日本の高校に留学中のボブが友人の健次と、健次の中学生の頃の写真を見ながら会話しているという設定の英文が、写真のイラストと共に載せられ…

麻生君、ハネマンだけじゃなく、瑞々しい感性をくれたまへ――定額給付金で買えないものがほしい

いよいよということになってきたようだから、定額給付金12000円を受け取った場合の個人的な使用方法を「愚痴りながら上から目線で」考えてみた。 旅をするのも面倒だし、特に欲しい家電もないし。無理やり何かを買うとすれば、筆か本かというところ。そもそ…

いい国作ろう

アナクロニズム

ハッピーバースデイ

ババが入っていないことに気づかずに最後までババ抜きをしてしまった当時の僕たちは拙かった誰一人枚数の合計が偶数であることに気づかなかったしさらによくないことには終わった直後に起きるはずの笑いが一切起きなかったそのくらいに当時の僕たちの精神は…

村上春樹さんのエルサレムでのスピーチ――意味わかんないけど感動した

村上春樹さんが、イスラエルの文学賞であるエルサレム賞を受賞されたらしい*1。エルサレムで開かれた授賞式における同氏の記念講演に強い感銘を受けたので、テキストをこのサイト*2より引用し、下に感想を書いておいた。 Always on the side of the egg By H…

自分の考えとは・器とは・幸せとは

なんというか、「(自分の)考え」というのは、しばしば、それが生まれた瞬間に、安心感が得られると同時に固着してしまったり目的化してしまったりして、現実世界の変化からその「考え」はどんどん乖離していく気がする。言葉は「惰性」を生む。いい風に言…

広く深く知りよく生きようとすることが本質的ではないのか

芸術、創造に興味のあるかたは、ご覧いただければ幸いです。 一般に、何か−特に芸術作品−を作るということに関して現時点で思うのは、結局、創作意欲が湧いてこないにもかかわらず、何かを無理やり作ろうとする姿勢は違うんじゃないかということです。換言す…

前衛に駄作が多い理由

先日ある書展に行った。学生の作品と、書家の書いた金文、篆書や隷書、草書、行書、楷書、かな*1などの伝統的作品と、前衛的な作品を対比させて展示した企画展である。(作品が掲載されているサイトが見つからなかったため、以下の文章の大半は読んでいて退…

自由と束縛の狭間で

自由は主体性と逸脱を生みやすく、これらは独創的創造として昇華される。他方、束縛*1は計画性や義務により駆動される人間を生みやすい。計画的であるほうが、その時点において生産が意図された事物に関する生産性は高くなる場合が多いだろう*2。裏を返せば…

時には孔雀もいいけれど――等身大になりたい

他者に自分をよく見せようとして、大きなことを言ってしまったり、他者の評価を落とすような言動をしてしまうことが私には時々あると思われる。正確には、常にそのような傾向があり、刻一刻「粉飾」や「威嚇」の程度がゆらいでいるのだろう。また、そうなっ…

未来はどうなるのだろうね――ホモサピエンス時代の終焉

僕は小さい頃には最低でも500歳くらいまでは生きたいと本気で思っていたし、周囲の人たちにもそう公言していたと記憶している。もし数十年後に死んでしまうのだとすれば、500年後の未来がどうなっているのか見ることができない。それが残念で残念で仕方がな…

見習うべき小学校二年生の男の子

今日の毎日新聞で心温まる素晴らしい文章に出会った。青少年読書感想文府コンクールで小学校低学年の部の京都市長賞を受賞したノートルダム学院小2年・佐竹竜弥君の「ぼくがラーメンたべてるとき」という本の感想文である。http://mainichi.jp/area/kyoto/n…

坊主はいいぞ!――実は人間の頭皮に生えている毛はすべてムダ毛である

Introduction 人間の髪型は多様である。時代や文化、性別によって大きく異なるのはもちろんのこと、個人史レベルにおいても大きな変遷を遂げている例は枚挙に遑が無い。ロング、ショート、ドレッド、坊主、文金高島田、チョンマゲ・・はあまりいないけれど、そ…

反面教師も立派な教師だ

反面教師から学ぶとはつまり、反面教師のかわりに勝手に反省し、自身の学びにするという、おせっかいかつ欲張りな行為である。もちろん、自身の反面教師である部分から学ぶことも可能だ。私は教師であると同時に反面教師でもあるだろうし、みんながきっとそ…

もし猫である吾輩がやかましかったとしたら

一吾輩は猫である。もう少し丁寧に言うと吾輩は猫というカテゴリーに属している。さらに厳密に言うと吾輩→猫というカテゴリーに属しているのであって猫というカテゴリーに属している→吾輩ではない。つまり吾輩と猫は同値ではないし吾輩と猫というカテゴリー…

オバマ就任演説の喜劇化

オバマさん、米国、人間の特徴について、オバマ新大統領の就任演説から学んでみようと思いました。私とオバマさんのメンタリティーの違いとその起源について考えてみたいのです。そこで、Yomiuri Onrine より、オバマ米大統領、就任演説全文(和文)http://w…

SNOW BALL

雑文

その文章を書くときのモチベーションや心の有り様を示す記号を自身のために作ろうと思ったり。犬が多くの現代人に愛されるのはきっと、犬が人間と比較して論理的でなく、かつ人間と通い合わせることのできる感情を持っているからだと思ったり。小学生にして…

環境と頭をほどよく変える――ポスト経済成長原理主義時代の生き方

ほとんど書く意欲のない状態で、浮かんでくるものをとりとめもなく書き留めてみることにする。ということは当然、ここでは理路整然とした主張がなされるわけではないのだろうけれど*1、一方で、こうすることのメリットもあると思うのである。つまり、半分寝…

ゴッホの症状の推移

まずはナイツ風枕にて最近、絵とか見ようかなと思いまして*1、どういう絵が流行ってるのかなと思って*2、ちょっと昨日ヤホーで*3いろいろ検索して調べてみたところ*4、なんとですね*5、皆さん知らないと思うんですけど*6、今ものすごく人気のある画家を*7一…

坂田師匠とたけしさんと松本人志さん――表情にありのままを出すという生存戦略

人間にはしばしば、自身に生じた感情を素直に表情や言葉、動きとして表出させることを避ける傾向があるようです。この状況に応じて感情を隠すという振る舞いは、おそらく、人との関わり合いが生存上重要となる人間にとって、少なくともこれまでにおいては有…