小さい頃の思い出(生き物)


例えば、幼稚園、小学校時代にはこんなことがありました。

たしか幼稚園時代のことですが、二三日親戚の家に泊まって帰ってきた時、玄関で飼っていたカブトムシが交尾をしていて、キュッキュッというような高い音を出していました。あれはどういうことなのか調べるのを二十年以上忘れていました。

これも幼稚園時代のことですが、六月ごろから虫かごで飼っていたホタルがたしか七月末まで生きた(七月末に死んだ)のを覚えています。覚えている限りでは、「命」というものを「実感」した最初の体験だったと思います。毎日霧吹きで水をあげていました。名前は忘れましたがホタルの好きな草も入れていました*1

私の故郷では、オニヤンマやハラビロカマキリは珍しく、憧れの存在でした。

ホウセンカにつくクロアゲハの幼虫が大の苦手でした*2。鬼グモ*3も苦手でした。思い出すだけでゾクゾクします。

祖父母の住む田舎でキリギリスに噛まれてとても痛かったのを覚えています。キリギリスとオニヤンマとカマキリと(たしかショウリョウバッタと)を同じカゴに入れ一晩おいた後見てみると、下には羽が散らかっていてキリギリスだけが生き残っていて驚きました*4

かまきり*5が大好きすぎて、小学校の帰り道、両手の各指の間に二三匹ずつはさみ、計十数匹捕まえて帰ったこともあります。当時はカマではさまれたり噛まれたりしてもまったく動じることはありませんでした*6。玄関にあったかまきりの卵が五月ごろ孵って「えらいこと」になったのを覚えています。

一人で家の外で遊んでいるとき、知らない白っぽい猫がやってきて鳴きながらほおずりをしてきてくれてなんだかうれしかったのを覚えています。洗面器に汲んであげた水をペロペロと飲んでいました*7

これも小学校時代のことですが、家の向かいで畑をしているおばあさんが怪我をして飛べなくなったスズメを手渡してくれました。とても温かくて軽かったのが意外で印象的でした。

おたまじゃくしやカエルやカマキリやイナゴなどに対して、残虐なことをしたこともありました*8

*1:ホタルが死んでしまった時、泣いてしまったことをよく覚えています。

*2:実は元凶は私にあるのです。たしか小学校二年生のときに理科の授業で育てたホウセンカの種を家の前の砂利道の際に蒔いたところ、クロアゲハが大量に産卵してしまったのです。ウニョウニョと動く10cm以上ある幼虫がホウセンカや玄関を這いまわっていて背筋が寒くなりました。

*3:パンダやサンタクロースも苦手です。おそらくコントラストの強いものを見るとゾクゾクするようです。なぜか阪神タイガースは大丈夫です。

*4:今振り返ると胸が痛みます。

*5:オオカマキリやチョウセンカマキリ

*6:今では眺めたり写真を撮るだけで、拉致をすることはありません。見つけるのは得意です。

*7:家庭を持ち、猫や犬たちと一緒に暮らすのが夢の一つです。

*8:過去の出来事の一つ一つを振り返ってみたとき、過去から現在に至る自身の心の変化を実感します。