京都府公立高校入試の英語の問題が不自然――健次のスーパープレイに対するボブのリアクションがおかしい

今日の朝刊に京都府公立高校の入試問題が掲載されていた。

なんとなく見ていたのだが、英語の大問2*1がおかしい。

日本の高校に留学中のボブが友人の健次と、健次の中学生の頃の写真を見ながら会話しているという設定の英文が、写真のイラストと共に載せられているのだが、

修学旅行で健次が金閣寺に行った云々の聞き流してもよいたわいもないくだりの後半、健次が中学時代バスケをしていたとカミングアウト。「え、でも健次は今テニスしてるじゃん」ってボブが突っ込むと、「高校では違うスポーツがしたかったんだ」と健次。「バスケしてる写真ないの?」とボブに言われて、「兄が撮ったんだよ」と言いつつ健次が見せた写真がこちら。



この写真に対するボブのリアクションがこちら。

「すごいやん! それに兄貴さん写真撮るのうまいね。お、この写真は何?骨折してるやん。」


え、それだけ?


いやいやいや。健次、中学生にしてもうリング届きそうになってるやん。超逸材やん。テニスやってる場合ちゃうやん。もっとそこ驚いていかんと。自分どないしたん。しかも相手もめっちゃ跳んでるやん。誰これ。自分らすごいやん?どうせ後で「バスケがしたいです」言うんちゃうの*2。ゆうてもっと突っ込んでいかんと。兄貴すごいとか、そんなこと健次もたぶん求めてへんで。しかも手パーなっててそんなにいい写真じゃないしね。


すごいやん!で終わりて。受験生もびっくりして鉛筆の芯折れたんちゃうかな。



で、健次は健次でそのリアクションに対して

「うん、練習中骨折してん。三週間ぐらい歩けへんかったわ。」


え、うそ!流すんや!



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*1:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/event/campus/kaitou/index.html

*2:実際にこんな入試の英文を想像してみると面白いですね。