遅刻厳禁!そんなことよりアネガレズデス!

■遅刻多い生徒「地獄へ直行」…中学廊下に名前掲示欄(読売新聞 - 03月01日 03:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=167433&media_id=20川崎市麻生区の市立長沢中学校(渡辺直樹校長、492人)で、2年生(4学級)の学年主任を務める男性教諭(48)が昨年9月〜12月、「イエローカード」から「地獄へ直行」まで5段階の文言を書いた模造紙を廊下に張り、遅刻回数に応じて生徒の名前を張り付けていたことが28日、分かった。

 同校によると、模造紙には、ほかに「レッドカード」「家庭にTEL」「校長先生と面談」と書かれ、生徒の名前は付せんで張られていた。

 渡辺校長は10月ごろ、掲示に気づいたが、「教諭と生徒の関係がうまくいっていた」として放置。しかし、11月上旬、文部科学省職員が視察に訪れた際には外させた。視察後、この教諭は再び模造紙を張り出し、12月末になって、他の教職員から疑問の声が強まったこともあって外された。撤去時には7、8人の名前が張られていたが、この間、「地獄へ直行」に張られた生徒はいなかったという。』

 僕は高校生の時、「保護者同伴で校長先生と面談」レベルまでは行けてしまったけれど、地獄へ直行までは行けなかったなぁ。
  
 そういえば、移動時間短縮のために、上履きを家の玄関ではいて出発し、校舎の前まで自転車で行くとか、いろいろアホな工夫をしていた。
 
 ある雨の日に、通学路に先生が立っていて、「傘さし運転したらあかんやないか。ん?しかもお前は自転車のったらあかんやないか。あれ?しかもなんでお前は上履きを履いとるんや。」と、つっこまれたこともあったなぁ。
 
 今から思うと、あれは生物の環境に対する適応の結果だともいえる。でも他の生物はもっともっとやりたい放題で、まさに生物のいるところに「不正」あり。善悪と言うフェイズで議論する前に、少なくともこれまでは「自然の摂理」として、そういうふうになってきているということを認識しておくことは非常に大切だと思う。だからといって、ある生物集団の中のワンプレイヤーとして自分がどう振舞うのかというのは「僕にとって」別問題であり、何でも容認すればいいという結論をすぐに導くわけにはいかない。簡単に言うと、生き物の世界はなんでもありだから、オレも何をしてもいいんだよ、って開き直って、思考停止してしまうのは、「僕にとって」誠実な知的態度ではないということである。そろそろ旧来の善悪観は、一度崩壊させ、アップデートする必要があると思っている。ああ、善悪というフェイズにのみ囚われてはならない。そうに違いない。
 
 と高校生の時、先生に言ったとしたら、いいから早く来なさいと言われただろうなぁ。